対決!戦国時代

<データ>

管理番号 菓子名 菓子種 製菓会社 オマケシール名 単価 総弾数 全種類
S-22 対決!戦国時代 ギヨウザ味スナック他 エスビー食品 対決戦国シール→超位相シール 50 3弾→1弾 全142種類

<遊び方>

時は戦国乱世。歴戦の武将を自由自在にあやつって、

さぁ、戦国ウォーゲームにチャレンジだ!!

 

ゲームを始めるためには、まず、東軍・西軍それぞれ

攻撃部隊(12枚)、砦(7枚)、城(15枚)、忍者(2枚)、

お百姓さん(2枚)、武器をくわえた39枚ずつのシールが必要だ。

それを配置すれば準備は完了。

 

 

(1)先攻・後攻を決めたら、交互にサイコロをふり、出た目の分だけ自分の攻撃部隊を動かそう。

(2)敵部隊と同じマス目に入ると戦闘になり、ポイントの多い方が勝ちとなる。

負けた方は、合計ポイントの差と同じか、それ以上のポイントのシールを審判に取られてしまう。

(3)これを繰り返し、部隊長が取られてしまうと、その部隊は全滅となる。

しかし、砦か城へ戻れば、戦力を補充することができる。

(4)攻撃部隊が城に接しているとマス目に到達すると、攻撃できる。

サイコロをふり、出た目の1/2の枚数のシールを、城外に出せる

(ただし、奇数の場合は小数点以下を切り捨て)。

1の目が出たら、攻撃失敗となる。城以外のシールが全部なくなると、その城は落城する。

(5)敵が自分の城に攻め込んできた場合は、城内から第4部隊を出動させることができるが、

この場合はサイコロを1回休まなくてはならない。

ただし補充は、敵に取られた枚数と同じ数しかできない。

また、同じジャンルのシール同士でしか補充はできない。

(6)忍者は、敵のポイント数をさぐり出す役目を担う。

忍者が敵部隊と同じマス目に入った時、その部隊の総ポイントを知ることができる。

スパイされた部隊は、一番ポイントの低いシールを審判に取り上げられる。

また、サイコロをふって出た目が偶数なら城へ戻る事ができ、奇数が出ると敵に捕われてしまう。

 

(7)百姓はいざという時の究極攻撃。

お百姓さんか、お百姓さんの息子のどちらかを、敵部隊の上に置いて使う。

サイコロをふり、出た目の2倍、敵部隊を後退させる事ができる。

一揆をおこされた部隊は、一番ポイントの低いシールを審判に取られてしまう。

一揆はゲーム中2回しか起こす事が出来ない。

伊賀忍者

敵をパワーダウンさせることもできる忍者。

大友宗鱗

西軍の大名。


騎馬隊

戦場に駒を進める兵隊。

弓矢

戦闘時のパワーをアップさせることができるアイテム。


<解説>

エスビー食品が「魔空の迷宮」と同じくらいの時期にリリースした、

「魔空の迷宮」同様にゲームプレイができるタイプのシール。

戦国時代の武将たちを駒に使って、東西の軍に分かれて2人で遊ぶものだ。

なんで戦国武将なのか、というとこの当時NHK大河ドラマで「武田信玄」がやってて、

にわかに戦国ブームがあったから。

 

武将は単純に東日本の大名が東軍に、西日本の大名が西軍に属しており、

それぞれAランク大名、Bランク大名、Cランク大名、参謀に格付けされている。

基本的にこの大名シールを使って遊ぶのだが、

この他に忍者、武器、兵隊、姫、城、お百姓さんなどのシールがあって、

これらを駆使することで戦いを有利に進めていくわけだ。

 

「魔空の迷宮」に比べるとやや人気落ちするかもしれないが、デザインはしっかりしている。

一応3弾までリリースされた。

 

<歴史>

3弾までリリースされたわけだが、正確には追加リリースされた形だったと記憶している。

つまり2弾でも1弾のシールは手に入ったし、3弾でも1、2弾のシールは手に入った。

ただし、1弾のシールは、1弾リリースの時と2、3弾で混入された時で少しバージョンが違う。

絵柄はまったく同じなのだが、

シールに将棋の駒が印刷されていないものが1弾オリジナルのバージョンで、

シールに将棋の駒が印刷されているものが、2、3弾で混入された2版バージョンになる。

2弾以降の追加シールとの統一性を考えての処理と考えられる。

 

・第1弾:全46種類で、アルミ11枚、プリズム4枚、ノーマル31枚。

・第2弾:33種類追加され、アルミ5枚、プリズム4枚、ノーマル24枚。

1弾シールの2版が混入されていた。

・第3弾:27種類追加され、ホロ1枚、ノーマル26種類。

ホロは「対決戦国時代」初登場である。 

 

対決戦国時代 超位相

 

<ストーリー> (背景)

日本の古代から、近世(江戸時代)までの歴史に名前を留めた人々が、

時代の位相に落ち込み、時空を漂い流れ付いたのは、「武田信玄」大活躍の戦国時代!

そして物語は始まった。それぞれの時代では、みんながビッグ。

そのキャラクターを持ったまま超位相(ハイパー・ディメンション)してきた彼ら。

様々な武将のもとに流れ着き、戦国の世で思いも掛けない物語を始めてしまった。

さて、この戦国時代で「坂本竜馬」は、一体何を始めるのだろうか。

「聖徳太子」は、「紫式部」は……

 

(ものがたり)

時は永禄4年(1561年)秋。既に、山には雪が降り始める頃。

9月10日未明。ここ、川中島にはこの季節特有の川霧が深くたちこめていた。

海津城を出た、数8000の武田軍は、川中島のちょうど真ん中で八幡原に本陣を張った。

武田信玄は、一人悠然と軍扇をにぎり、床几に腰をおろしていた。

兵たちは、黙々として、霧の中で耳を澄ましていた。

山本勘介率いる12000の兵は、妻女山に陣取る上杉軍を背後から攻めるときの声を待っていた。

その時、一陣の風が八幡原を舞った!

信玄の目に奇妙な服装をした4~5人の姿が映った。

結髪し、幅の広い布を体に巻き付け、手に手に弓や剣を持った男たちの中に、一人の女が立っていた。

男たちに守られたその女は「卑弥呼」といった。

驚き、ひるんだ兵たちの中を、信玄はその女の方に近付いていった……

(パッケージ裏書きより抜粋)

源義経

黄金の太刀と笛を持つ、謎の人物。武田軍にも、上杉軍にも属さない。


伊達正宗

武田軍の武将。

勝海舟

武田軍に味方する超位相キャラクター。


織田信長

上杉軍の武将。上杉謙信に援軍を送る、影の総大将。

小野小町

上杉軍に味方する超人位相キャラクター。    


<解説>

普通のゲームプレイタイプのシールだった「対決戦国時代」が大変革!

川中島で決戦しようとしていた武田信玄、上杉謙信の両者の前に

いきなり歴史上の偉人達がタイムスリップして加勢してきた、という

かなりユニークで、面白い設定のストーリーを展開しだしたのが

この「超位相(ハイパー・ディメンション)」シリーズだ。

 

戦国武将はシングルシールだが、超位相キャラクターはWシールで、

それぞれ戦国時代にきてどんな活躍をしているのかを2枚目で描いている。

この超位相キャラクターの偉人さんたちは過去・未来を問わずやってきており、

しかも超位相の際にもともと持ち合わせていた能力がパワーアップしている

(紫式部は脳が電脳化していて、ハイパー兵器「エレキテル」の設計図を引くし、

運慶は神木で彫った仁王像を動かして、魔神兵にしてしまう)。

ムチャクチャな設定と展開だが、非常に面白い。

個人的に大好きなタイプで、けっこう今後の展開が楽しみなシリーズだったが、

残念ながら1弾で打ち切りのようだ。

 

<シールリスト>