管理番号 | 菓子名 | 菓子種 | 製菓会社 | オマケシール名 | 単価 | 総弾数 | 全種類 |
S-04 | ハリマ王の伝説チョコ | 準チョコ菓子 | カバヤ食品 | 超現魔界シール | 30 | 9弾? | 全327種類? |
S-04 | ハリマ王の伝説アイス | ラクトアイス | オハヨー乳業 | 超現魔界シール | 50 | ? | 全?種類 |
S-04 | ハリマ王の伝説ガム | チューイングガム | カバヤ食品 | 超現魔界シール | 30 | ? | 全?種類 |
S-04 | ハリマ王の伝説スナック | スナック菓子 | カバヤ食品 | 超現魔界シール | 30 | ? | 全?種類 |
はるか大昔、超現魔界は正義の世界(現界)と悪の世界(魔界)に分かれていた。
現界を支配する現界獣、魔界を支配する魔界獣はそれぞれのテリトリーを守っていたが、
それまで2つの世界を総統括していた先代ハリマ王が最終王界転生してしまったため、
統括者不在の期に乗じて魔界獣たちが悪事をはたらき始めた。
そんなさなか、HR元年、宇宙聖地ゴルゴダに天王界より2代目のハリマ王が誕生する。
彼は1000年ごとに転生し、パワーアップしながら
現魔界を再び統一するために天王界よりつかわされたのだ。
そしてハリマ王&現界獣たちと、魔界獣たちの戦いの幕は今切って落とされたのだ!
●ハリマ王フェニックス●
2弾のヘッド。2代目ハリマ王が最初の転生をした姿。
●ハリマ王マドンナ●
3弾のヘッド。2代目ハリマ王が2回目の転生をした姿。
●宇宙大王●
1~7弾では、正義の現界獣はゴールドアルミ。
●炎雄ベスビオ王鳥●
4~7弾には現界獣に特殊シールが登場する。
●密謀マハタリ●
1~7弾では、魔界の魔界獣はシルバーアルミ。
●幻魔ギーガー王●
魔界獣にも4~7弾で特殊シールが登場する。
●超砲マスタ●
現界獣が2キャラ合体化身した姿が、この超界獣。
●眼魔アイビ●
こちらは魔界獣が2キャラ合体化身した姿が、この魔超獣。
●苦霊王パトラ●
8弾以降同確率で全シールが出るようになった。8弾のヘッドがこれ。
●弾波カウルス●
シールの裏紙が太陽に当てるとサイコロの目が出るのが、8弾以降の特徴。
<解説>
オマケシールブームの中では比較的最初の頃(ガムラの4弾くらい)にカバヤがリリースした商品。
動物をモチーフにした「現界獣」「魔界獣」の戦いを描いた世界観は比較的地味な印象を受けるが、
チョコがうまい上に全部のシールがアルミ(ヘッドはプリズムかホロ)ということもあって
当時の人気はなかなかのものだった。
雑誌の情報展開も当初ボンボンのみで情報が公開されていたが、
後にわんぱっくコミックがメインプッシュを開始し、マンガも開始されていく。
これにともない、商品展開もチョコ版シールと同じものが入っていた
「アイス」(オハヨー乳業が発売元で、これだけオハヨー乳業マークがシールに入っていた)、
「ガム」、「スナック」の3商品がリリース。
4弾以降にはヘッドのハリマ王以外にも特殊シールが入って派手な印象となったことで、
人気も徐々に上がっていく。
ところが『ビックリマン』公正取引委員会事件のせいで、8弾以降は全シールが同確率で出るようになり、
シール自体もバックに絵柄を敷いたアルミシール
(一応裏紙を太陽に当てるとサイコロの目やジャンケンの手が現れるという趣向がある)
になったため、一気に地味な印象が強まってしまう。
しかも当時一番プッシュしていたわんぱっくコミックが突然廃刊となり、
突然尻つぼみに打ち切りっぽい形でリリース展開を終えてしまう。
現時点で8弾以降の全容が解明されている書籍が無いため、
一応9弾まで出ていたことはわかっているが、詳しい情報は不明。
<歴史>
基本的に1弾ごとにヘッド1枚、現界獣12枚、魔界獣12枚、超界獣6枚、魔超獣6枚
というペースでリリース展開がされていく。
魔超獣が登場するのは2弾以降なので、通しNo.が超界獣とズレてしまうが、
それさえ気をつけていればNo.を見れば何弾なのかは判明できる。
なお、一応現在9弾までは確認済みだが、10弾が果たして本当に存在したのかは
情報を請う次第だ。
・第1弾:
ストーリー上は2代目ハリマ王が現魔界に誕生したところから始まる。ヘッドは「ハリマ王」。
現界獣、魔界獣、超界獣がそれぞれ登場している。
・第2弾:
2代目ハリマ王はこれ以降転生を繰り返してその姿を変えていく。
この弾では情熱の象徴「ハリマ王フェニックス」がヘッド。また、この2弾から魔超獣が登場している。
・第3弾:
ハリマ王フェニックスは愛の象徴「ハリマ王マドンナ」に。
オマケシール界広しといえど、性転換したキャラはこいつくらいだろう。
・第4弾:
魔界獣の長、悪魔大王が転生し「デビルハリマ王」に。これはハリマ王初のホロシールである。
また、この弾から一部の現界獣、魔界獣に特殊シールが適用されることに。
・第5弾:
ハリマ王マドンナが転生した力の象徴「ハリマ王バトル」になる。
また、現界獣、魔界獣のバックが左上と右下に三角の地が敷かれる形になった。
・第6弾:
デビルハリマ王は転生し「サターンハリマ王」に。
このシールには光の角度で絵柄が変わるホロ技術がハリマで初採用された。
また、現界獣の長、宇宙大王がこの弾で超宇宙大王にパワーアップする。
対抗として登場した悪魔帝王は悪魔大王とは別のキャラクターだ。
・第7弾:
ハリマ王バトルが転生した「ハリマ王モーゼス」(何の象徴だかは不明)に。
また、この弾の超界獣シールは特殊加工されたアートシールに変更された。
・第8弾:
サターンハリマ王の口から侵入し蘇生した美少女パトラの姿「苦霊王パトラ」がヘッド。
(シール裏からだとこうなのだが、カバヤ公式HPだと
サターン自体がパトラを飲み込んだことで彼自身が転生したとなっている)。
全シールがアルミシールになり、同確率で出るようになった。
そして裏の紙には特殊加工がされており、太陽に当てるとサイコロの目が現れる。
・第9弾:
カバヤ公式HPによると、モーゼスが超王神から「メンドークサの盾」っていうアイテムをもらって
転生した姿「ハリマ王シーザー」になったらしい。
・第10弾:
カバヤ公式HPでは出ていたことになっていたが、実際には売られていない幻の弾。
ストーリー的には、苦霊王パトラがシーザーに惚れちゃってデートを申し込むんだけど、
お気に入りの写真がなくて落ち込んじゃうらしい。で、悩み過ぎてブラックハリマ王に自己蘇生してしまったんだとか。
<備考>
・唯一販売元が異なる「ハリマ王の伝説アイス」のシールの裏紙には、「オハヨー」と印刷されている。
・「アイス」と「スナック」のシールは、袋で保護された状態で入っていた。
・「炎雄ベスビオ王鳥」のように銀のアルミ素材を多用して光の加減や立体感を表現したシールを、
カバヤ公式には「オパールシール」という。
・「幻魔ギーガー王」のようにバックが細かい粒粒で表現されたシールを、
カバヤ公式には「オパールシール」という。
・非売品としては、シール(秘)ポケットアルバム(雑誌の懸賞などで当たる)とスーパーアルバム(キャンペーン期間中に応募マークを3枚集めて応募すると当たる)の2種類のシールアルバムが確認されている。
・アイス、ガム、スナックがどのへんの弾までフォローしていたのかは不明。
・特殊シールの対象になっていたキャラクターのノーマルアルミシールもあったらしい。
・「ハリマ王の伝説」のマンガは、わんぱっくコミックで連載されていた(画:水越かりん)。主人公はハリマ王。単行本は出ていない。